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Xanthippe
クサンティッペ。ドイツ語で 口やかましい女 あるいは 悪妻 をあらわす単語。女性詞。

 語源は、ソクラテスの口うるさかった奥さんクサンティッペから。

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「リリ」
 マイキャラ。早くめがねっつー素適アイテムをゲットしたい。

 さて、昨日はメンテのため、ブログを更新出来なかったので、今日は二日分更新ですよ。昨日今日と、叩きつけるわけですが、まぁあれだ。つまり、今日のブログは長い。凄ぇ長くなる。と、思います。

 さて、早速話の腰が折れますが。クサンティッペ。ギリシアの哲学者、ソクラテスの奥さん。ソクラテスって言っても昔のサッカーのブラジル代表じゃありません。や、そんなのドマイナですが。一応。

 ソクラテスっつーのは、知恵の追求者とでも言うべき人でした。あるいは、流行のネット用語で今っぽく言うなら 教えて君 みたいな。人と話をして、真理を探る事が大好物っていう、困ったじじいでした。

 賢いと言われる人々に、次々と議論をもちかけ、相手の論理の破綻を指摘して回ったんですね。こんな奴がクラスにいたら、確実にハブです。それかいじめられっこ。「おい、ソクラテスー。バヤリス買ってこいよ」 「いや、バヤリスはこの近所では販売していないよ」 「んじゃ、あるところまで行って買ってこい」 とか。

 彼は、そうした行動のすえ 「世を乱し、若者を煽動した」 的な門で罪に問われてしまいます。裁判のおり、彼は自身の弁明を行いますが、決して自信の信念、自論を曲げる事をせず、アテネから追放をも拒否したため、毒を飲んで自害する刑。死刑を求刑されます。

 彼の弟子であり、同じく後世に多大な影響を残した哲学者、プラトンが数々の著作にこのことを記しています。「私は、知らないということを知っている」 無知の知とも言うべき彼のスタンスは、賢人らに 「物事を知らないのに、知っている風を装っている」 と捉えられ、怒り心頭させちゃったんですな。

 ちなみに俺は、ソクラテスやギリシアの哲学者の名前を聞くと、イギリスの不条理ギャグ集団の モンティパイソン の 「哲学者サッカー」 を思い出してしまいます。ソクラテスら哲学者対、当時のドイツ代表。もう、この時点で俺なんか腹がよじれるほどおかしいんですが。

 キックオフと同時に、哲学者等のギリシアチームは思考にふけります。や、ほら哲学者だから。そして迎えた後半、アルキメデスが 「ユリイカー(彼の奥さんの名前」 を叫ぶと同時に、センターサークルのボールにタッチ。そこから哲学者集団の怒涛の攻撃。っつーか、こいつらが普通にサッカーが上手なのが、もう駄目押しです。

 まぁ、そのコントを思い出すなぁ。っつーお話。ちなみにユリイカのくだりは、アルキメデスが入浴中に真理にたどりつき、奥さんの名前を叫んで風呂から出てくるっつー話に由来してます。ユリイカ=わかった という意味で使われてますね。今は。

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「イタリアンハンバーグ」
 トローリチーズがんまーい。

 さて、とりかえしがつかないくらいに話が脱線しましたがー。っつーか、まだ日記部分に触れてすらいねぇ。

 月曜日。

 夜から、ダチらとビリヤードに行きましょう。というお話だったので、俺は待ち合わせの二時間前から、現地に前ノリ。や、鉄拳をやろうかなとか。んで、ぽちぽちやっていたら、俺よりはるかに強い人が、俺にばっかり乱入してきて、勝ち星を拾い捲って行ったので、これじゃゲームが出来ないや。ってことで、ゲーセンを後に。

 マクドでホットコーヒーでもすすりながら、残りの時間を潰そう。と思ったら、ブブブとメールが。 「ごめん、つくの2時間くらい遅れる」 とか。え?俺もう待ち合わせ場所にいるのにー。仕方なく、彼を除いてビリヤードをすることに。

 今回は、はるるんさんから頂いたキューを始めて使う日。グリップが滑らかで、非常に使いやすいです。狙って、二個玉を落とすとか出来たり。3回だけ。

 二時間後、ビリヤード終了。もう時間も遅いので、ファミレスへ移動。飯でも食べながら待っていましょうか。というわけで。ほどなくダチが合流。とりあえず面子がそろったので、先日行ったメイド喫茶の話を面白おかしく披露。最初、ドン引きされつつも、次第に 「俺も連れてけよー」 という話に。っつーか、一人は異常に乗り気で、三月に横浜に出来るメイド喫茶のオープンイベントに行こうぜ!!とか言い出したり。

 気がつくと、深夜二時。ファミレスも閉まります。寒空の下解散しましたとさ。んで、かえって来たらブログが更新出来ませんでしたとさ。とささ。

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「ばんごはん」
 揚げ豆腐とネギと木耳と絹さやと豚肉の煮込み。腹にたまる。

 火曜日。

 つまり、本日のブログ。過去が現在に追いつきました。

 今日はお仕事。っつーか、もう金曜日意外休みがねぇっつーお話。さて、職場へプラリ。久し振りの寒さと、生憎の空模様のため、遠のく客足。ぶっちゃけ相当暇でした。っつーか、二月は飲食系は集客が見込めないんですがね。時期的に。

 なので、職場でもメイド喫茶の話とか後輩にしてました。いや、だって店にお客さまがいないし、店長は会うなり 「今日よろしく」 って、出てこないし。

 閉店間際に、なんかNTTの偉そうな人らがゾロゾロ店内に来て、閉店まで居座ってくれたり、社員は昼過ぎに 「腰が痛いから帰る」 とか言い出して帰っちゃったり、月末で棚卸や精算点検があったりして、帰宅が遅くなったのが散々でしたが。


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「かぽえらー」
 褐色ー

 帰り、外に出るとやはり雨。しかも霧雨なので傘をさしても濡れてしまいます。時間も十一時間近でバスもなく。迎えに来てくれないかなーと、家に電話。なんか、散々ネガティブな話をされた挙句の会話。

 母 「お前これからの人生どうすんだよ」
 俺 「うん。とりあえず、さしあたっての問題は迎えに来てくれるかどうかなんだけどもー」
 母 「あ?行かないよ!雨降ってるんだから」
 俺 「わぁ、俺は雨降ってるから迎えに来てって言っているのに」
 母 「色々お話出来て、楽しかったろ?その気持ちで帰ってこい」
 俺 「いや、もう心折られただけだっt(ブツ」

 ツーツーツー。

 濡れまくって帰宅しました。とさ。


 やぁ、しかし長いな。
 
今日の一言・

 帰宅したら、おいなりさんがあるから食べなさい。寒かったでしょう?とか急に優しくされました。ママン、ツンデレ?

 いくつか種類のあったおいなりさん。その中に、御飯と高菜が和えてあって、ほんのりわさび風味のがありました。これがもう凄い美味しい。

 いや、そんだけ。
# by 417sakura | 2006-02-01 01:16 | 日記
「夜空にかかる虹を見とことあるかい?」
 帽子からブーツまで、見事に漆黒の衣装でコーディネートした、多々良雪割草(たたら ゆきわりそう)は、相変わらず、ふざけているのか真面目なのか、よく分からない口調でそう言った。多々良は、時々・・・いや、頻繁にこういった抽象的な、謎かけのようなことを言う。
「にじ?プリズムの虹?なら、夜空にかかるわけがないよ。」そして、必ずそれに真面目に付き合う私。なんと思いやりのあることだろうか、と今思ったが、思いやりではない。きっと私は多々良との、この謎かけのようなやり取りが好きなだけなのだ。
 「虹っていうのは・・・」学生の頃の記憶を引きずり出し、虹の原理を思い返すに、あれは確か、太陽光の屈折で云々カンヌン・・・だったはずだ。あまり自信はないが、私は今まで、夜空にかかる虹を見たことがないし、そんな話を聞いたこともなかった。
 それとも、「虹」というのは何かの比喩なのだろうか?たとえば、北欧の最北端や、北極などで見られるというオーロラ。あれは、写真などで間接的にしか目にしたことがないが、虹と言えないこともないな、と思える。
「多々良、もしかして君が言わんとしていることは、オーロラのことかい?」いつもは、なかなか正解に行き着くことが出来ず、頭を痛めることがしばしばだが、今回はすぐに正解出来そうな手ごたえがある。自然と口の端がゆるむ。
「オーロラ?オーロラは、オーロラだろう?虹じゃあないね。」ふー、と一息。そして少し首を傾げながら「それとも君は、虹とオーロラの区別が曖昧なのかな?黒空蔵 月夜(くろからぐら つきよ)君」
 不正解だったらしい。だが、相変わらずとはいえ、なんと人を小ばかにしたような態度であろうか。世が世なら、そして私がお侍さんで、多々良が商人だったなら、間違いなく無礼打ちだ。残念ながら、世は平成。私も多々良もしがない大学生でしかないが。命拾いしたな、多々良。
 漠然と、変な自己満足をすることで、精神の安定をはかりつつ、多々良の問いかけに考えを廻らす。もしかしたら、これは久し振りの、いや今までで一番の難問なのかもしれない。
 ちらっと、多々良を見ると、背中まで伸びている長い黒髪を、くるくると手で弄んでいる。まるで、まだわからないの?とでも言いたげな態度だ。うーん、これはなんとしても正解にたどり着きたいものだ。
「さてさて」もたれかかっていた椅子から、延びをしながら立ち上がる多々良「次の講義に行きますかね」
 言い終わるかどうかの刹那、休み時間の終了を告げるチャイムが鳴り響いた。こういうところが、多々良の浮世離れしたオーラに厚みを増しているように思う。どこかつかみ所がないような。
「でも、多々良」思考は、一旦ストップ。次の講義のモードへ頭をチェンジ「チャイム鳴ってから行くんじゃ、遅刻だよ」
「あ、そこまでは考えていなかったなぁ」ふわりと、ロングのコートをひるがえし、後ろを歩く私の方へ振り返る「君は賢いね」
 やっぱり、謎かけよりも、多々良が一番面白い。口に出す事は絶対にないだろうが。メールでなら言えるかもしれない。メールは口ほどに物を言う。おそまつ。


 どうも、椎名桜です。なんでしょうね、この文章。大分まえから、日記のタイトル部分の頭文字を、五十音順で行こう!って決めてから、それまでに使っていない言葉を使ってタイトルを考えて来ました。今日は「よ」から始まる言葉で、どうしようか逡巡していたら、このタイトルのフレーズが浮かんだんですわ。んで、なんか勢いで小説じみた感じで書き綴っちゃいました。
「夜空にかかる虹を見とことあるかい?」_c0017150_945274.jpg
「坦々麺セット-!!」
 久し振りに、姉とお出かけ。横浜駅で待ち合わせ。前日に「遅れたらコロス」と、愛の溢れるメールで、釘を刺されていたので、待ち合わせ時間んの二十分前に到着。それから三十分後、なにくわぬ顔で遅れてご到着の姉と合流。
 お昼を食べに、横浜ジョイナス地下の四川飯店へ。画像のセットを注文。ピークを過ぎていたので、店長とお話出来るかなぁ、と思っていたんですが、何故か俺のテーブルに近づいて来ません。やだっ!Σ(・Д・)嫌われちゃったのかしらん!?
 お会計を済ませ、店を出るときになって、店長が100万ドルのスマイルで俺の肩をばしばし。凄く嬉しそうでした。なんだろう、便秘でも治りました?と、思ったら、俺の姉を彼女と勘違いしていたそうで。だから、気を使ってくれて、テーブルに近づかなかったんだとか。いやいや、店長。瓜二つの顔してるじゃん。
 食後、カラオケへ。相変わらずの姉の美声を堪能。ヴィジュアル系バンドのおっかけをしていた姉。昔取った杵柄で、古いヴィジュ系バンドの歌ばかり熱唱。その後、小粋なカフェでティータイム。話題はもっぱら「マリア様がみてる」誰が由乃さんと祐巳のプティスールになるのか!!と、トーク。なんだろう、この姉弟。あとは、横浜ベイスターズについて語り合いました。
 野球の話が出た勢いで、バッティングセンターへ。姉の指導の元、へったくそな俺が見る見る上達。プチ巨人の星。ストラックアウトもあったので、ピッチングにも挑戦。凄い肩がなまっている事を実感。草野球チーム作ろうかしら。
 楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、あやうく終バスを逃しそうに。横浜で姉と別れ、ほてほてと帰路につきましたとさ。
「夜空にかかる虹を見とことあるかい?」_c0017150_1001264.jpg
「サイド1で描いたレイレイ」
 気合が入ったため、やたら時間かかりました。っつーか、これと冒頭の謎小説のせいで、更新が遅くなりました。申し訳ないです。決して遊んでたわけではないんですが・・・。ただ、生きることをエンジョイ&エキサイティングしていただけで<?
 
 リンクのところに一件追加しました。横浜ベイスターズオフィシャルサイト。今期は、あまり明るい話題が無かったんですが、オープン戦の戦績を見る限り、良い感じ?って思います。もしかしたら、また春の珍事かもわかりませんが。みなさん、横浜ベイスターズを応援しましょう。あぁ、オープン戦見に行きてぇわぁ。
 
 思い出したように、画像のイラストの話を。っつーか実際思い出したんですが。カラーの時は、お絵描き掲示板で描いた絵をアップしてるんですが、手で描いたような筆圧を再現する機能が無いので、線が均一で、個人的には若干淋しい絵になっちゃうんですよ。
 なので、今回のこの画像は、線にメリハリをつけて描きました。その分時間がかかったんですが、なかなかに満足出来る仕上がりになりました。
 でも、やっぱ手描きの方が楽チンでよいかも。かもかも。


今日の一言・
 たぶん、一生使わない言葉シリーズ           「ここは地球だったんだよ!!」
 
 番外編・たぶん、一生言われない言葉シリーズ    「まぁ!こんやはお赤飯ね」
 

>>追記
 やっぱり
 とっしー
 は
 凄いな
# by 417sakura | 2005-03-07 10:13 | 日記
あてどない創作について・「十一月のヴァニシング」その1
 冬コミで発行した「十一月のヴァニシング」(以下十一月)。俺と最果くんが、一つの設定からそれぞれが創作をしていくって企画(と言えるかはまだ微妙だけど)です。
 今日、彼のサイトを覗きに行ったら「十一月」のイントロ部分をアップしていたので、一応でも俺も声を上げた方が良いかなってのと、これを機会に自分の中で設定を消化しようってことで、日記とは別に更新です。気になる人は最果くんのサイトをチェックだ!!(っつーか、多分みなさんそっちの方から来てますね。いらん世話だったり。)

 そもそも「十一月」の企画は、昨年の夏ごろに持ち込み漫画用に創作したストーリーが元になっています。最初の方の日記にも書いたんですが、話の尺が長くなりすぎたのでお蔵入りした物語りだったんですよ。俺の物語の創作の仕方が、粘土をこねくりまわして徐々に形を作っていような、計画的なスタイルじゃなく、でかい石をまず用意して、その中に眠っている形を削りだしていくような、かなり直感的なスタイルなんですよ。
 だもんで、一応の完成をみた物語りの輪郭だけを見る分には問題が無いんですが、削りだしたノミの軌跡をたどっていこうとすると、長い物語りになってしまっていたという感じです。なんか、自分で書いてても良くわかんない表現ですが。

 結局、たまたま俺の創作ノートの見た最果くんが目を止めたのをきっかけに、こうしてまた日の目を見ることとなったわけです。
 俺は漫画。最果くんは小説。それぞれが、少しずつ異なった「十一月」の物語りを創作していくので、キャラなどの表層の設定は各々のセンスで異なります。一人称とか。んで、俺は文章を書くのが本当に苦手なので、物語のおおまかな内容を上手に説明することは諦めようかなぁとも思ったんだけど、それもあんまりなので、一念発起。頑張ってイントロっつーか、物語のプロモ的なもんを書こうと思います。

「十一月のヴァニシング」イントロ(多分に仮)
 二十一世紀の現代からさかのぼる事数百年。戦国の世は、徳川の名のもとに平定され、運良く徳川方についた田舎大名のおさめる、山間の小さな城を中心とした国には、穏やかで平和な時が流れていた。
 言霊を操る術や、陰陽師のような不思議な術などを受け継いできた一族の治めるこの国は、戦国の時代からも大きな争いに巻き込まれる事もなく、平穏な毎日がすぎていた。
 明日もきっといい日だ。そんな風に、人々はこの穏やかさが永久に続く物だと思っていた。あの日、空が赤く燃えるまでは。

 一瞬の出来事だった。半径数十キロにわたり、人も動物も、山も河も、思いでも未来も、全ての生命の営みが消えうせた。空からなんの前触れもなく落ちてきた鉱物による、現代の反応兵器の数倍の威力をもつ衝撃によって、その国は消滅した。
 藩主や諸大名は、この出来事を天下泰平の世を乱す吉凶の証と考えた。星が落ちてくるような土地には、なにか不吉な呪いでもかかっていたとうそぶく者まで現るまでに、数日と時間はかからなかった。
 星の落ちた国の領主の家の者は、殆どが一瞬で命をおとした。生き残ったのは、他国に嫁ぐために国を出ていた姉姫と、生まれつき病弱な体の療養のために、京都の山寺で静養していた妹姫の二人の姉妹のみ。
 国と家族、そして帰る場所を一瞬で失った二人の姫君。生き残った彼女たちに、大名たちは「災いを呼んだ、呪われた家の姫」と気味悪がった。このとき、歴史の中から姫たちの家の名前は抹消される事になる。そんな呪われた家系など無かったという歴史にするために。
 こうして彼女たちは唯一最後に残った「自分自身」さえも失ってしまった。もちろん、縁談は破談。大名の息子と「誰でもない者」が結婚する事など許されるわけはなかった。最初から愛情など存在していない、政略結婚だったのだから。
 絶望し、こころの中の真っ暗な闇の中に一人閉じ込められた姉姫は、何も無い荒地となりはてた自らの国があった土地を目指した。目的などなかった。ただ、他にすることも、出来る事もなかった。ただ、立ち止まっているのが怖かっただけなのかもしれない。妹姫は、また京へと戻って行った。こうして姉妹が巡り会う事は、その後二度と無かった。


 悲劇はこれだけでは終わらなかった・・・いや、もしかしたらこの時から本当の悲劇が始まったのかもしれない。

 物語の舞台は、悲劇が起きてから約四百年後の二十一世紀。雑草一本生えていなかった荒地の姿など、全く窺い知る事が出来ないほど開発、発展した街。通りを行き交う人々は活気にあふれ、数百年の時を経て、再び平和が訪れているかの様に見えた。
 しかし、貴方は見たことがあるだろうか。自分が目をつぶっている間に起きている出来事を。瞬きした一瞬に過ぎ去って行く時の流れを。
 この街に暮らすごく普通の高校生、頼渡和哉(よりとおかずや)。普通に人生を歩んできた彼の目の前に、桜の花ビラの散る紫色の夜に、満月の中から十一月が舞い降りた。この時から和哉は、歴史から抹消された物語の中に、人々の瞬きの中の闘いに巻き込まれてゆく事になる。



 まぁ入り口って感じで。書いてみました。なんか凄ぇ疲れた・・・。文章をちゃんと書こうとするのって本当に大変だわー。だから俺大学のレポートとかも苦手なんだよね。
 今回のは「十一月」の世界を書いたんで、今度はキャラクターの方を書いてみようと思います。いつになるかはわからんけど。早いと今晩。遅いと・・・未来。
# by 417sakura | 2005-01-08 11:11 | 十一月のヴァニシング